間取りのイメージと依頼先探し
注文住宅で家を建てるに当たって、最初に行う作業がイメージ作りです。注文住宅は一から設計して作り上げていく家造りになります。何も考えずに見切り発車で行動をしても、方向性が定まっていなければ先に進めません。設備の配置といった具体的な話は担当者のアドバイスを受けながら決めていくので、この時点では不要です。和風、洋風などのテイスト、予算の上限などを決めておくと、担当者との打ち合わせがスムーズに進みます。漠然としたイメージが出来上がったら、次は依頼する業者探しです。家造りの選択肢はハウスメーカー、工務店の2種類に分けられます。費用の安さ、対応力といったメリットやデメリットを理解した上で決めることが大切です。
工事請負契約後の着工と引き渡し
依頼する業者を決めて家造りの具体的なプランが決まったら工事請負契約を交わします。書類にサインをして捺印をした時点で契約が完了です。契約後のキャンセルは違約金を請求されるので、見積もりや契約書を隅々まで目を通して、疑問は事前に解消しておく必要があります。ハウスメーカーによっては契約時に手付金という形で費用の一部支払いを要求されることもあるので、お金の用意も忘れてはいけません。工事請負契約が交わされると、本格的な家造りが始まります。完成までの期間が家の大きさや設備で変わりますが、平均15ヵ月前後です。業者に丸投げをせずに、定期的に足を運んで自分の目で確認することが、理想通りの家を作る秘訣になります。家が完成したら、自治体の完了検査を受けて検査済証を発行してもらって引き渡しという流れです。